Saturday, October 16, 2010

second word

Home (demo) by regalecus

友人からTRACKをもらった時期にちょうど東浩紀さんの動物化するポストモダンという本を読んでいて、なんとなく、ヲタクのことを書いてみようかなと思い、歌詞を書きました。ヲタクというか、テーマはひきこもりなんですが、まあ自分もどちらかというとヲタクに分類されると思うし、割と自分のことも含めつつ書いていきました。


以下歌詞
断念と喪失を積み重ね 成長の過程 ひきこもって崩壊した家庭
去勢を拒否して 現実からの逃避 少年は大志を抱けずに夢を見る
虚構の海に正座でダイブさ 「だってさー、終わった社会で何をする」
自分を探す 社会での認識コード 与えられ 安堵と動揺
変化を求めうろうろと虚勢を張ってバレてないか目開ききょろきょろ
見まわして曖昧に3センチ 閉じた扉からどじな歌声
耳を澄ませば ただ単に乾電池 切れかけの時計の五時の知らせ
息切らせ遊び回る子供たち かすかに思い出した窓のともしび
あちらこちらに翻弄の大人たち 確かにうまくなったとりつろいのはにかみ
歯磨き 一日の閉めに 夢で会えたらそれはそれで素晴らしい

外に思いを馳せ はて いつのまにやら退治した自分との対峙
開かれたブラウザに対し そちら側に行きたいと二次元を愛し
どこで なんで どうして 目を閉じて 耳元で "I SEE" ささやいて
時計の針はあれから何回転 頭を抱えたままあぐらをかいて
空に書いた手紙は うまく届かない 叶わない 誰かに会いたい
定時出発の銀河鉄道 ロボットになりたかったそんな哲郎
片道切符片手に線路は続くよ どこまでも 先は見えない
黙々の煙に無数の選択肢 転ばぬために絶対のenter key
責任を任せた円卓の騎士 雑踏の中に消えて固まって
暗い夜に泣いて見せた願いを アスファルトの中に探す 明日はどこ

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